2018-01-01から1年間の記事一覧
『沈黙のエール』 横関大さん 初読み作家さんです。 “号泣ミステリーの大本命”という帯に惹かれて即購入してしまいました。 朝宮里菜は恵比寿の有名洋菓子店に勤めていました。 彼女が洋菓子店に勤務にするまでに、姉の日菜の存在が大きく影響したようです。…
『天上の葦 下巻』 太田愛さん 上巻に続いての下巻です。 曳舟島に真相を探りに行く三人。 正光に届いた一枚の葉書、白狐さんを頼りに、葉書の送り主を探ります。 島の人の証言を聞いているうちに、正光が倒れる前後に島で何か起きていたことが分かってきま…
『天上の葦 上巻』 太田愛さん 文庫化されるまで待てず、ハードカバーで買ってしまいました。 この作品レア品なのか地元の本屋さんでは取り扱いがなく、都会の書店までわざわざ足を運び買いに行ってしまいました。笑 今回は渋谷のスクランブル交差点で蒼穹を…
『邪魔 下巻』 奥田英朗さん 上巻に続いての下巻です。 平凡だった生活が崩れていきます。 こんなはずじゃなかった。いつから歯車が狂ってしまったのだろうと 夫が放火事件の犯人だと疑われた奥さん、と。その夫を追う、奥さんと子供を失っている刑事さん。 …
『邪魔 上巻』 奥田英朗さん 奥田英朗さん、去年初読みだったのですが、見事に嵌りました。 去年衝動買いしてずっと積読になっていた作品です。 まだ上巻なので、ちゃんとは感想は言えませんが、上巻は平凡の生活をしていた及川家でしたが放火事件に巻きこま…
『炎の塔』 五十嵐貴久さん 五十嵐さんはリカシリーズを読んでから嵌りました。とは言いながらもまだ5作品目ではありますが…。 炎の塔は前から気になっていたのですが、ハードカバーだったので中々手が出なかったのですが、文庫化されたので、発売日早々に本…
『犯罪者 下巻』 太田愛さん 上巻に引き続き下巻も迷わず購入してしまいました。 上下巻で約900頁もあった中あっと言う間に、読み終えてしまいました。 通り魔殺人事件から繋がる、食品会社の闇。 ベビーフードのサンプル一つでなんでこんなに多くの人が犠牲…
『おまじない』 西加奈子さん 西加奈子さんはどちらかというとあまり読まない方でした、、 西さんは長編のイメージが強かったので、 短編と聞いて思わず購入してしまいました。 8編あるのですが、、 どれもジーンと来てしまいました。 まさに"傑作"ですね。 …
『犯罪者 上巻』 太田愛さん 太田さんは幻夏に引き続いて2作品目になります。 上・下巻なのでまだまだ先は長いです。 深大寺駅で見知らぬ誰かと待ち合わせをした5人は通り魔殺人に遭遇します。 4人は命を落とし、1人は命拾いをします。その1人が修司でした。…
『朽ちないサクラ』 柚月裕子さん 柚月さんは『最後の証人』を読んだのをきっかけに好きになりました。 どんでん返しが堪らないんです。 今回読んだ作品はがっつり警察小説でした。 ストーカ事件で長岡愛梨が殺害された所から話は進みます。 しかし、愛梨の…
『わたしをみつけて』 中脇初江さん 感動小説が読みたくて、本屋さんで探し回っていた作品でしたが、取り扱っている店舗が中々見当たらず、レアな作品です…。 中脇初江さんは初読み作家さんです。 舞台は病院 主人公は准看護師さん弥生 彼女は産まれて間もな…
『共震』 相場英夫さん 私が今まで読んだ中で相場さんは2作品目になります。 さすが相場さん自身が元ジャーナリストさんだけあってリアルに描くのが上手いので作品に釘付きで目が離せなくなります。 作品ではこの災禍を利用し、悪党を働き、人に信頼されてい…
『幻夏』 太田愛さん 今年に入ってから初読み作家さんが増えた気がします。 インパクトのある社会派ミステリー小説でした! 〜あらすじ〜 1人の少年相馬は弁当屋で転校生だった兄の尚、弟の拓に出会います。 それから3人は秘密基地でお弁当を食べたり尚、拓…
『ラプラスの魔女』 東野圭吾さん 中学の時東野さんの「流星の絆」を読んだのが初めてでその時はあまり印象的じゃなかったのですが、 数年たった社会人になってから読んだ時… この人の作品面白い… と思うようになりました。 そんな中で今回読んだラプラスの…
『青くて痛くて脆い』 住野よるさん 住野さんの5作目です。 住野さんの作品に登場する主人公は控えめなタイプでとても惹かれます。 控えめで、自分から行けない部分を何故か自分と重ねてしまったり…。笑 今回は大学生の話です。 主人公は楓という男の子です…
『震える牛』 相場英雄さん 中野の殺人事件から繋がる食品偽装問題。 自分は少しでも安い商品を買い求める為にチラシなどで情報を得て店舗に足を運んでしまいます。 “安い商品には理由がある” 自分はこの作品を読んで、少しでも高くても良いから安心といえる…
『ミッドナイト・バス』 伊吹有喜さん 初めて読む作家さんです感動長編という言葉に惹かれ思わず手に取ってしまいました。 主人公はバスの運転手利一。 彼には娘の彩菜、息子の玲司がいました。 奥さんである美雪とは離婚しています。原因は姑とのごたごたや…
『楽園のカンヴァス』 原田マハさん 楽園、楽園続きですが、原田さんの楽園はまた違う楽園でした。 原田マハさん4作目です。 美術的世界観が理解できず、こういった作品は遠慮がちでしたが、読んだ瞬間に引き込まれてしまいました。 コレクターの邸宅に織絵…
『ひそやかな花園』 角田光代さん 子供時代のキャンプの思い出。そこに集まった子供たちと大人たち。 一体ここに集まった人たちは、何なのか? 学校とは違い子供たちにとって居心地のよい場所でもあったのに、ある時から中止になります。 その理由は大人しか…
『生きるぼくら』 原田マハさん 学生時代いじめを受けたのを理由に引きこもりになってしまった人生。 それからというものの、ケータイゲーム、SNSにのめり込む毎日。 母の苦労も知らず… 父と離婚してから女手一つで働き続けてきた母。そんな唯一頼りだった母…
『奇跡の人』 原田マハさん ヘレンケラーを擬似した話でした。 登場人物はヘレン・ケラーとアン・サリヴァン。介良れんと去場安。 れんが人間らしく慣れたのはキヨの影響が大きいと思います。 三重苦のれんを人間らしく育てた安先生。読者にも安がれんに教育…
『対岸の彼女』 角田光代さん 八日間の蝉から読み始めて、対岸の彼女を読んでみて、二作品目の角田光代さん。 分かる分かる、と女性だからこそ共感出来る部分がありました。 友情とは何だろうかと、人と関わるのが苦手と思ってる人におすすめかもしれません…
『八日目の蝉』 角田光代さん 主人公は逃げて、逃げて、人の目を気にして生活しなければならない人です。 何故なら彼女は誘拐犯だからです。 誰も報われないし、誰も幸せになれない。 一章では誘拐犯である母が捕まるまでの一部始終を描いています。 二章で…
『四次元温泉日記』 宮田珠己さん エッセイです。借りた本です!温泉嫌いの宮田さんが各場所を巡り温泉好きになっていきます。 面白いのが温泉のことだけでなくて、温泉施設の館内迷路も楽しめるというところです。 紋さん、篠さん、宮田さん、とおっさん3…
『傷だらけのカミーユ』 ピエール・ルメートルさん ヴェルーヴェンシリーズ三作目です。 自分はアレックス→イレーヌ→の順に読んでいるのでこの作品はかなり後の話になることがわかりました。 この作品はカミーユ→女性 目線で書かれています。 カミーユもイレ…
『ぼくは勉強ができない』 山田詠美さん 勉強が出来ない高校生の話。 奥が深い〜です。 短編集になっていますが、どの話もなる程なと勉強になることばかりで高校生のうちに読んでおけば良かったと後悔でした。 主人公秀美は作品名そのまま勉強が出来ません。…
『アンチェルの蝶』 遠田潤子さん 初読み作家さん 雪の鉄樹も気になってましたがまずはこちらから↑ 遠田さんが関西出身なのもあるのか、大阪弁がよく見られ、舞台も大阪でした。 主人公藤太を含め3人の育った環境について書かれていますがこれもまた酷い境…
『ふたご』 藤崎彩織さん 直木賞候補作、気になってしまい迷わず購入。 二人はふたごのようでふたごではない。時には友達、恋人、家族のような存在。 月島は日常において全てにおいて頑張る方法が分からないといい、高校中退、し留学もするが、二週間で挫折…
『悲しみのイレーヌ』 ピエール・ルメートルさん その女アレックスの前に読むべきでした。 アレックスで少しネタバレがあるので… それでも充分に楽しめました。 アレックスに続きなんともいえないこの読了感。残酷で報われなくて、とにかく苦しい。 真相が明…