🚩1/29-2/1 読書期間
『奇跡の人』
原田マハさん
ヘレンケラーを擬似した話でした。
登場人物はヘレン・ケラーとアン・サリヴァン。介良れんと去場安。
れんが人間らしく慣れたのはキヨの影響が大きいと思います。
三重苦のれんを人間らしく育てた安先生。
読者にも安がれんに教育する熱意が伝わってきて、思わず涙しそうになります。
この作品に出て来る人たちはいい人ばかりじゃないけれど、安もれんも周りに支えられているからこそ、成長出来たのではないかと感じました。
藤本吉右衛門や、ハルさんの章は何度読み返しても良いくらい。
あとがき、解説に日本を舞台にした理由も書かれていて満足でき、読み応えも◎
無形重要文化財、三味線が今にも聞こえてきそうです。