2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
『怒り 上巻』 吉田修一さん 初読み作家さんです。 「ダヴィンチ」book of year 2016文庫ランキング1位という帯に惹かれ思わず手に取ってしまいました。 八王子で若い夫婦が殺人事件に惨殺され、現場には“怒”という血文字が残されていました。 犯人は山神一…
『未来』 湊かなえさん いやミスとも言われる湊さんですが、 私はそんな湊さんの作品が大好きです。 今回の作品は卒アルを彷彿させ、思わず表紙買いといった所でしょうか。 湊さんは『豆の上で眠る』という作品を読んで衝撃を受け嵌ってしまいました。 今回…
『森に眠る魚』 角田光代さん 角田さんの作品は人間関係にうんざりした時に読みたくなります。 この作品は1999年に起きた幼児殺人事件をモチーフにしているそうです。 主人公は5人の母親達。 所謂ママ友ってやつです。 昔何かのドラマで見たのと似ていまし…
『手紙』 東野圭吾さん もし自分が強盗殺人の家族であったら? 兄の剛史は弟の直貴を大学にいかせたかった。 しかし、唯一シングルマザーで働いていた母親を失い、頼りは兄しかいなかった。 兄はバイトをかさねていたが怪我をした為、弟の大学のお金をつくる…
『スマイルメイカー』 横関大さん 横関さんの作品は『沈黙のエール』に引き続き2作品になります。 今回も激しく感情を揺さぶられました。 舞台はニューヨークです。 私はずっと日本が舞台になっていると勘違いしていました。 タイムズスクエアという場所がな…
『青空のむこう』 アレックス・シアラーさん “死後の世界”とは…? そんな些細な疑問を誰もが抱いたことがあるのではないかと思います。 その些細な疑問を交通事故で亡くなった少年ハリーがその答えまで読者を導いてくれます。 “死んだら楽になれる”と考える…
『沈黙のエール』 横関大さん 初読み作家さんです。 “号泣ミステリーの大本命”という帯に惹かれて即購入してしまいました。 朝宮里菜は恵比寿の有名洋菓子店に勤めていました。 彼女が洋菓子店に勤務にするまでに、姉の日菜の存在が大きく影響したようです。…
『天上の葦 下巻』 太田愛さん 上巻に続いての下巻です。 曳舟島に真相を探りに行く三人。 正光に届いた一枚の葉書、白狐さんを頼りに、葉書の送り主を探ります。 島の人の証言を聞いているうちに、正光が倒れる前後に島で何か起きていたことが分かってきま…