🚩4/2-4/6 読書期間
『犯罪者 上巻』
太田愛さん
太田さんは幻夏に引き続いて2作品目になります。
上・下巻なのでまだまだ先は長いです。
深大寺駅で見知らぬ誰かと待ち合わせをした5人は通り魔殺人に遭遇します。
4人は命を落とし、1人は命拾いをします。その1人が修司でした。
犯人は目出し帽をかぶり全身エナメル質で黒ずくめの男という情報しかありませんでしたが、その身なりをした男がヤク中で捕まりましたが、その男は既に命はありませんでした。
修司はその後も何者かに追われていました。
その為、知人の鑓水の元へ身を隠します。
作品からメルトフェイス症候群という病名が出てきます。
そして今回の事件のキーワードであるタイタスフーズがサンプルで保育園に配布したベビーフード。
これが事件に関係してるのではないかという所で上巻は終了します。
直ぐに下巻を読みたくなりました。
幻夏もそうでしたが、修司ばかりが酷い目にあっていてなんだか可愛いそうです。
*印象に残った言葉
・人間は非説教者が反論したり周囲が止めようとしたりしない限り1人でそう長くは怒れない生き物だ。次第に語彙が尽き「そうだろ?」とか「なんでそんな事をしたんだ」などと相手に同意を求めたり質問をするなどしてコミニュケーションを図ろうとし始める。この段階に至れば説教者が酔っていない限り終わりは近い。
酔っ払いはこの過程を力尽きるまで何度でも最初から1人で繰り返すことが出来る。
下巻も楽しみです。