🚩6/4-6/10 読書期間
『悪人 上巻』
吉田修一さん
『怒り』を読んで、とても良かったので、『悪人』も読みたいと思ったのがこの本を読むきっかけとなりました。
上巻保険会社に勤める佳乃が出会い系で出会った男に殺されるというストーリー構成です。
祐一が犯人で犯行があったその同日に佳乃が増尾にも鉢合わせてる⁇え⁇
となり前編は終了します。
『怒り』は犯人の正体が誰だか後編まで分かりませんでしたが、『悪人』は犯人が既に分かっています。下巻はどういう展開になるのか、『悪人』とは…何を意味するのだろうか。とまだまだ疑問が残りモヤモヤしています。
前編を読んでいるとどうしても祐一が犯罪者だとは思えなくなってしまいます。
〜作中より〜
あの夜を境に今寂しくて仕方がない。寂しさ
というのは自分の話を誰かに聞いてもらいたいと切望する気持ちなのかもしれない。
祐一の心情が変化してしまった理由とはなんなんだろうか…
上巻に引き続き下巻を読んでみようと思います。