🚩2/15-2/17 読書期間
『楽園のカンヴァス』
原田マハさん
楽園、楽園続きですが、原田さんの楽園はまた違う楽園でした。
原田マハさん4作目です。
美術的世界観が理解できず、こういった作品は遠慮がちでしたが、読んだ瞬間に引き込まれてしまいました。
コレクターの邸宅に織絵とティムが招待される所から話がはじまります。
アンリ・ルソーの作品を真作なのか贋作なのかを見分ける為に一冊の本から結論を出すという。最後まで目が離せません。
ルソーやピカソは名前を知っている程度だったので、有名になるまでエピソードを知り、絵画に興味をもったのと同時にルソーの情熱が作品から伝わってきます。
☆おのれの情熱のすべてをぶちまけろ。
新しい何かを創造するには古い何かを破壊しなければならない。世界を敵にまわしても自分を信じる。世界の揶揄と嘲笑にたえた。
という自分の画法を貫いた画家ルソー。
なんて素敵な画家なのだろう。