*my小説日記*

読書記録

🚩6/25-7/4 読書期間

 

『悼む人 上巻』

天童荒太

 

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亡くなった人を忘れない為に…

 

“その人は誰に愛したか、愛されたか、どんなことで感謝されたことがあったか?”

 

毎日死者を訪ね旅を続けるこの作品の表紙である主人公静人です。

 

静人の周りの人間が亡くなったのをきっかけに彼自身が忘れない為に考えた行いです。明らかに怪しいなと思っていましたが、確かに、大切なことではあると感じました。

 

少しやり過ぎであるとは思っていましたがやはり、あらゆる場所で静人を迷惑に思う人も居ました。

 

“大切なのは続けることだということです。いろいろなことに柔軟でいないと、続けることができなくなる。”旅の途中で出会った或る人が言ってくれた言葉を胸に旅を続けているそうです。

 

静人のご家族も静人の行いを理解していてるのですが、上巻ではかなり静人の家族が悲惨なことになっているので、そっちにも気にかけて欲しい所です、

 

少し内容が重いので、思っている以上に読むのに時間がかかってしまいました。

 

上巻に引き続き下巻を読みます。