🚩1/31-2/10 読書期間
『幸せになる勇気』
岸見一郎さん
『嫌われる勇気』に続く2作品目。
アドラー心理学を青年と哲人の会話で読み解いていきます。
2作品目で完結されてしまう点は残念です。
1作目、2作目を読んだ中で2作目の方がインパクトが大きかった気がします。
今まで何作か自己啓発本を読んできましたが、良いとは思っても内容を忘れてしまうことが多々ありました。
ですが、アドラーの言葉は自分の中で残るのと同時に改めて自分について色々と考えさせられました。
特に印象深いシーンがありました。
アドラーが精神疾患を患う一人の彼女と向き合います。アドラーは彼女に話しかけますが彼女は黙然としたままです。ある日彼女はアドラーに対し感情を露わにします。この時アドラーは精神科医として彼女に向き合うのでは無く彼女を一人の友達として向き合ったと言います。
これは、自分は仕事をどのような態度で取り組んでいるのか⁇を読者に問いかけているのです。
時々私も思うのです。仕事をしていて、褒められることもなければ、誰かに貢献してるのかも分からないと。
ですが、アドラーは言います。褒める行為は能力がある人が無い人に対し言う言葉であると。
だからこそ、褒められて満足するのではなく自分が貢献したことに満足できるようにすることが大切だそうです。
これは確かにと共感してしまいました。
他にも一頁一頁、心に響く言葉で溢れています。読み進めていく内に段々と心が軽くなっていきます。
今まで何でこんなことで悩んでたんだろうって思うことが全て綺麗さっぱり無くなりました。
アドラーは言います。“全ての悩みは対人関係の悩みである”と。
アドラーが全ての悩みの改善策を読者に教えてくれます。
仕事、恋愛、人間関係に疲れた人にオススメの作品です。