🚩1/5-1/30 読書期間
『ウェディングプランナー』
五十嵐貴久さん
またお久ぶりの投稿になってしまいました。
今回はお仕事小説、ウェディングプランナーであるこよりが結婚に立ち向かうお話です。
休む暇もなく人々を幸せすることだけを考えるお仕事ウェディングプランナー。
失敗は許さない、経験とお客様の相性が何より大事になってくるそう。
約千組のお客様と向き合い、仕事である程度のことを想定出来るようになり、指名もされる程になったこより。
しかし彼女は結婚を目の前に控えていました。
“マリッジブルー”
結婚を目の前にした女性が陥る不安なことらしいです。
彼女は結婚を目の前に元彼が現れて動揺してしまいます。
確かに、結婚とは女性にとって人生最大のイベントだと思います。
色々悩むことも多いでしょう。
今まで仕事でそういった女性を見てきたこよりですが、見事に自分がマリッジブルーに陥るこより。
結婚式までの辛抱。結婚式を迎えてしまえば、不安も呆気なく消えてしまうだろう…と。
そしていよいよ仕事の仲間、家族友達、から温かく迎えられた結婚式当日。
五十嵐さんの小説なのでこのままでは終わらないだろう…と思ってた最終章。
やっぱり見事にやってくれましたね。
読者の期待を裏切らない、展開に持ってきてくれました。
この展開はやっぱり五十嵐さんにしか書けないと思います。
この展開に賛否両論の意見があるみたいですが、本当の幸せの意味を考えるとこの展開は素晴らしいものではないのかと思ってしまいました。
男性の皆さんにも読んで欲しいなって思います。これを読めば結婚を目の前に控えてる女性を安心させられることは間違いない思います。
と、いいつつも私も結婚を無事迎えられるのか…と改めて考えてしまいました。
まだ遠い先の話かもしれません。
でも時々もし結婚したら何がどう変わるのだろうと思うこともあります。
3人に1人が離婚するってことが書かれてたことに驚きを感じました。
結婚とは…お互い幸せを誓い時に意見が割れた時はどちらかが譲歩しなければならない、そうやってお互いを支えていくものだと思いました。
長い間共に過ごすって難しいことなんだと思います。
本当の幸せとは何なんだろうと改めて考えさせられる作品でした。