🔖2021/2/6
『君が夏を走らせる』
瀬尾まいこさんの小説にハマっています。
なんと言っても読んだ後に心がじんわり暖かくなるこの感じが好きです。
一人の高校生不良青年の物語なのですが、
先輩に頼まれバイトをすることに、、
そのバイト内容がなんと"1歳児の子育て"と言うものでした。
もちろんそんな経験もなく始めたバイトなので始めは大パニックで、1歳児鈴香も泣きじゃくり相手にしないのですが、、
段々と太田に懐き言葉もあやふやですが、コミニュケーションも取れるようになってきます。
数週間もするうちに、色々な言葉を覚えるようになります。太田も鈴香に対し愛着が湧き鈴香に喜んで貰うために美味しい料理を考えたり、外に連れて行ったりします。
しかし、やがてバイトも終わりに近づき太田は寂しさを感じるようになります。
そしていよいよ鈴香との別れの日がやってきます。子供は3歳までの記憶はほぼ皆無だという事実に鈴香が太田の事を忘れてしまうのではないかと愕然としますが、、
その日も鈴香を喜ばせるため最後まで誠心誠意を尽くすのでした。
不良で何もしなかった太田の成長を感じられる一冊です。
気づくとがんばれと読者の自分も応援したくなってしまいました。
子育てしている方は共感できる作品だと思います。↓読みたい方は是非ポチッと!