🚩7/9-7/11 読書期間
『はるか』
宿野かほるさん
発読み作家さんです。
表紙買いです。
宿野さんの2作品だそうです。
12歳の時に海でジオードのメノウの石を探してる時になんと賢人の探している石を簡単に見つけてしまった少女がいました。それがはるかでした。
賢人ははるかの美しさに一目惚れし恋に落ちてしまいます。
それからはるかと頻繁に会うようになるのですが、はるかは家の都合で海外に行かなくてはならなくてはならなくなり、7年後まで日本に戻れないとのこと…。2人は7年後に出会った海で会うことを約束します。
人間の細胞は7年で全部入れ替わってしまうそうです。お互い違う人間になっているのではと2人は恐怖を抱いていました。
そこで、お互い文通を始めるのですが、いつの日か手紙は届かなくなります。
7年後、2人は再会を果たせずに終わります。
その時賢人は科学者になっていました。
7年後のある日賢人は何気なく鉱石の販売会場入るのですがそこでなんとはるかとばったり再会するのです。
はるかと賢人はその後結婚までに至り、幸せな生活を送るはずが、、なんとはるかは交通事故に遭いこの世から去ってしまうのです。
科学者の賢人はAIではるかを再現しようと試みます。
AIは所詮機械、コンピュータであり自分で考え行動したり、人間のように心がありません。
しかし、賢人は完璧にはるかを再現させるのです。
AIのはるかと会話出来るようになりやがて賢人は死者が蘇ったはるかだと思い込んでしまいます。
そこからの暴走劇がもう見ていられない程でした。
日本も無人自動車などのAI開発が進んでいて、いずれAIが発達していくだろうと考えられます。
この作品のように死者を蘇らせ、人間を完璧に再現する。ここまでAIが進んだらある意味怖いですが…AIにより色々と便利になっていく部分もあるとプラスに考えようと思います。
はるかは所詮AIだと思っていた私でしたが、途中でAIだということを忘れる程で、はるかと賢人の再会にワクワクしてしまい思わず胸が高鳴ってしまいました。
まさに近未来の恋愛小説って感じでした。
宿野さん最高です。近々1作品目も読んでみようと思います。